私立恵比寿中学みにちあ☆ベアーズ、momo、チームしゃちほこ、三部JAPAN、ふじっこQQ、ショコラなんとか?、岡本杏理玉井詩織
宇野愛海


今日はそれぞれのグループとイベントの感想を。


私立恵比寿中学


2日目2部には他の3公演よりパワーがあったように感じました。
赤坂BLITZ公演が4/1と発表されましたが別に驚く事もなく。
運営陣がよほど売り方に失敗しなければ問題無く完売するでしょう。
むしろ万が一完売しなかったらスタッフの努力と能力が足りないだけ。
仮にこれが武道館であれば僕もとても驚くし、ファンの皆さんのモチベーションも今以上に上がると思うんですけどね。
重大発表風にした割には期待外れでした。
まぁでも4/1のライブを区切りに一段とパワーを増してくれそうだし楽しくなっていきそうです。
アイドルには"目標"が必ず必要ですから良い準備運動になるんじゃないでしょうか。


みにちあ☆ベアーズ


オープニングアクトとして登場。
年明けのアップ的な活動開始になれたんじゃないでしょうか。
うらんさんは二日間共にお仕事で欠席。


・momo


ひとまず春までの活動休止を発表。
休止の理由は発表しませんでしたが中学三年生と言う事で受験か何かでしょうか。
でも僕の本音としては2年くらい活動休止をして何をしたら売れるのかスタッフと本人で真剣に考えて貰いたいですけどね。
本来ならば小学生の時点で世に出れる魅力を兼ね備えていたのに、売り方の方向性を間違えて魅力を低下させてしまい今に至っている訳ですから。
まるでスタッフが売る事を出来ないまま解散した当時のクリィミーパフェを見ているようです。


・チームしゃちほこ


スターダストで今一番危険なアイドルユニット。
色んなアイドルの良い所取りな上に笑顔の素晴らしいメンバーなのですが、それでは"会場にいるお客さんしか満足をさせられない事"にスタッフさんが気付かなければならない。
"可愛く楽しく笑顔が大好きで応援する"と言うのはアイドルの醍醐味だと思いますが、それでは"今応援してくれるファンのアイドル"止まりなんですよね。
もう二つ上の段階に行くためにはお客さんに"意味のある退屈と欠陥"を見せなければならないと思います。
このまま方針を変えずに行くとエビ中を喰ってしまう上に、勢いだけで行き着いた先で伸び悩む日が訪れそうです。
ファンの方々も楽しい時こそ目の前しか見えなくなってしまうものなので、たまには足下を見てみるといいかもしれませんね。


あとは某方が抱える爆弾がBUBKAなどによって爆発してしまわないかと言うのも少し心配(苦笑
アイドルブームな上にももクロの後輩ともなれば格好のネタですよね。


このグループの第一段階目の成長の鍵は間違いなく安藤ゆずさんですね。
あの子の才能をスタッフが抑制するのは非常に難しいと思います。
つまりは魅力や個性を他人による誤った手によって潰される事が無い。
僕には安藤さんのアイドルが演技には見えませんでした。
もしかしたら本物のアイドルになるかもしれません。


そして大黒柚姫さんの個性にも惹かれる物があります。
他の人と何かがズレてる所やまだ完璧じゃない笑顔からもとても優しい子なんじゃないかなと言う気持ちを感じました。


現時点でのチームしゃちほこの僕の評価は世間が盛り上がっているほど高くはないのですが、この2人に他の4人が影響を受けてくれれば"目の前のファンの方々以外"にも楽しんで貰えるユニットになれる素質は持っていると思います。
逆に4人にこの2人が影響を受けたらただの楽しいだけの"アイドルファンのアイドル"になってしまうかもしれません。


・三部JAPAN(藤白すみれ、青山奈桜、橋本わかな長尾寧音岡崎歩美)


良くも悪くも平凡と言う言葉があうユニット。
青山奈桜さんと橋本わかなさん今一つ乗り切れていないけど悪い方向では無い。
藤白すみれさんは年齢相応程度の地味な成長を見せてくれました。
長尾寧音さんは2007年オーデの時が一番輝いていて、そこからはアイドルのイベントに出演する度に下り坂を歩んでいましたが、最近は"何か"に気付けたのか魅力がまた上昇していますね。
岡崎歩美さんだけは2年前の芸能4部が3部に統合された辺りから個性が蝕われていてちょっと残念に思います。
旧芸能4部向きの女優さんだったから仕方無いのかな。


・ショコラなんとか?(高井つき奈、夏緒綾乃美花)


先程のチームしゃちほこと悪い部分は同じ。
ただまぁこちらは今後もアイドルとして継続して売って行く訳では無いから、今日の会場のお客さんを盛り上げると言う趣旨としてはしっかりと与えられたお仕事をこなしていました。
仮に継続するのならば現時点では1度目は楽しく2度目は物足りなく、3度目は不要と言った程度の実力で、1度目で解散出来てしまうお祭りユニットのメリットを生かした構成となりました。


・ふじっこQQ(奏音、金子舞優名、小川真由堤望綺白石真琴)


僕的には3Bjuniorライブでは常に奏音さんは好印象なのですが、今回もユニットや全体曲で"見えない支え"を見せてくれました。
前に立って目立つ方では無いのですが奏音さんがそこにいるだけで大人数の女の子のグループから殺伐とした空気を消してしまう力を持っているのも凄いと思います。


みにちあから卒業された小川さんはふじっこのアイドルキャラをモノにしていました。
一方で同じくみにちあ卒業の堤さんは小川さんとは対極の良い意味での陰の魅力を放っていましたね。
アイドルの笑顔に惹かれてファンになると飽きる事は多々あるけども、笑顔以外を好きになって生まれる情はファンを離しません。
小川さんと堤さんが並ぶと境遇からの互いの相乗効果が期待できそうです。


白石真琴さんの表情には全てが混ざり合っており何が一番上にあるのか読み取れませんでした。
笑顔や楽しさ、努力、辛さ、色んな思いがステージに見えました。
でも出番の最後に泣いてしまったのが本当の答えなのかもしれません。
とても優しく綺麗な涙でした。


そして最後は金子舞優名さん。
今回はゲストに岡本杏理さんが来られていましたが、金子さんはそんな岡本さんにどこかが似ていましたね。
ビジュアルとかでは無いのですが独特の作法、品位を持っていると言いますか、内面的なものに岡本さんとの近さが見えました。
今日のステージで今すぐ"スター"として活躍出来るのは金子舞優名さんだと思います。
女優にしても歌手にしてもまだまだ実力は足りてませんが、持っている心の中のモノは一流なように感じました。
手っ取り早いところで関西弁を"意識せずに生かす"ともう一回り大きくなるんじゃないかなとも思います。


ゲストとして玉井詩織さんも緊急参加。
会場が狭い事もあってあんなに近くて玉井さんを見たのは一年ぶりだったかもしれません。
こんなに売れても玉井さん本人は何も変わらず嬉しかったです。
これが"今の時代のアイドル"として必要な事なんだろうなと思いました。


イベント全体としての感想。
まず物販がありえませんでしたね。
スタッフさんは何らかの理由により頭悪いのを演じているのか、これも将来の3Bの為の作戦の内なのか分かりませんが、どの問題も事前に5秒考えれば気付ける事ばかりで絶句。
仮に現場で気付いてもそれもまた5秒あれば最良の一手を思いつけるのに最後までファンの皆さんには混乱と不満が続きました。
もう何年もヲタク相手の仕事してるんですからスタッフ全員が"ファンの扱い方"に慣れた方がいいかなと思います。
あとは"言葉の魔法"を勉強してみるとか。
やってる事は同じでも言い方や表情、姿勢の一つを変えるだけでファンを頷かせる事も可能なんですよね。
まぁそれは僕等がファンだから気付ける事なのかもしれませんが。
軽く見積もっても二日間で500万くらい稼ぎそびれましたね。
僕が10万でノウハウを譲りたいくらいです(笑


内容としては最近の3Bjuniorのライブイベントはレベルが下がっている最中でしたので今回もまぁそれなりのギリ合格点ですかね。
ただ3Bjuniorは"腐ってもスターダスト"なので元の素材は他のアイドル事務所より格段にいいですから、失敗させる方が難しいかもしれませんけど。