【第十四回:松崎奈波
2009年の冬。
制服ファッションショーのイベントを見に行きました。
ステージの松崎さんはとても綺麗でこれは行くしかないと思いイベント終了後に声を掛けにいきました。
それまで出会って来たタレントはどんなファンにでも笑顔を返してくれるからこの日も何の疑いもありませんでした。
でも当然の玉砕(笑)
一声目を無視され、二声目でその場から立ち去る。
僕はただのヲタクだから当然なんですよね。
ファンなら誰でも笑顔なんて事はないんです。
現実世界に戻された僕はタレントさんに声を掛ける事に恐怖を感じるようになり、今でも去る時の松崎さんの横顔がフラッシュバックします。
文字にして書くと松崎さんが悪く言われてるように聞こえるかもしれませんがそんな事はありません。
僕に現実を教えてくれた"嘘を付けない素直な子"だったんです。